肩こりのホントのところ
整体ブログ
こんにちは!愛知県の大治町にありますしまうま針灸接骨院です。
今回のテーマは『肩こり』です。肩こりの種類と改善方法についてお話ししたいと思います。
まず最初に知っておいてほしいのは肩こりというのは病名ではありません。
症状の一つですね!肩こりになるメカニズムは猫背やストレートネックなどの姿勢不良や長時間のスマホ、パソコン作業により肩を引き上げる筋肉である肩甲挙筋、頭や腕を支える僧帽筋、肩甲骨を引き寄せる菱形筋、他には首についてる板状筋や背中に縦に走る脊柱起立筋が持続的緊張により硬くなることで起こります。硬くなった筋肉は血の巡りが悪くなり酸素や栄養素が上手く運搬されず、されに筋緊張を強め肩こりの鈍痛や疼痛に悩まされるのです。
肩こりの種類
①本態性肩こり
②症候性肩こり
③心因性肩こり
上記の3種類に大別されます!
ざっくりと本態性は根本的な原因のある肩こり症候性は疾患に伴う肩こり(例えば頸椎、胸椎、肩関節などの整形外科疾患や内科的疾患)だという認識を持っていてもらえばいいと思います。心因性はそのままの意味です。
ここからはひとつずつ紹介していきます。
①本態性肩こり
長時間の不良姿勢(パソコンやスマホ)運動不足、寒冷
特定の筋肉を酷使して掛かる高負荷(ドライバー等の振動工具)
猫背やストレートネック等の身体の歪み
最近では、筋肉を包む膜(筋膜)に出来るシワが原因とも言われています。
②症候性肩こり
【首の捻挫を主とする症状】
主に寝違え等で起こる症状で、首から肩にかけてのズキズキとした痛みや首の可動域制限があげられます。
寝違えから始まり四十肩、五十肩になることも。
【神経根障害を主とする症状】
腕から指先にかけての痺れ、上を向いた時に痛みや痺れが増強する。
【自律神経障害を主とする症状】
めまい、ふらつき、頭痛など
肩こりにより首から頭部へ行く椎骨動脈という脳を栄養する血管が上手く栄養されないため起こる。
③心因性肩こり
うつ病、心身症といった精神的疾患で起こる。
治療方法
ここまで読んで頂いた方は肩こりになるメカニズムについてご理解いただけたかと思いますが改めて簡単にまとめると身体の歪みだったり、長時間の不良姿勢での作業で肩こりになっている事がほとんどです。
長い期間をかけて肩こり症状を程しているので肩こりを良くするの根気よく治していく必要があります。もちろんマッサージや鍼灸治療でも即効性はあるのですが日常生活で負荷がかかっていると元に戻ってしまいます。そのため日頃からのストレッチやトレーニングでセルフケアを行う必要があります。
ここからは肩こりの治療方法、予防方法についてお話しします。
①マッサージや鍼灸治療で固まった筋肉を緩める
マッサージや鍼灸治療はコリ固まった筋肉を効率よくほぐしてくれます。血行が良くなるので一時的にダルくなる事がありますが一時的なものなので心配する必要はありません。
②肩周りのストレッチと運動
日頃からストレッチやトレーニングを日課とし肩周りの筋肉を柔軟にする事で肩こりを予防する事ができます!今回は2つのストレッチと1つの運動を紹介します。
【1】僧帽筋上部線維ストレッチ
目的 首から肩にかけての筋肉を柔らか くする。
STEP 1 座位にて片方の手を腰の後ろに回します。
STEP2 後ろに回した側の肩が上がらないように反対の手で肩を抑える。
STEP3 抑えた方向とは反対に斜め下へ頭を傾ける。肩の上が伸びている状態を数秒間保持しましょう。
注意点 痛みのない範囲で行ってください。
【2】広背筋ストレッチ(座位)
目的 脇腹の筋肉を柔らかくする
STEP 1 両手を頭の上で組みます。
STEP2 体を真横に傾け背中、脇腹を伸ばします。そのまま数秒間姿勢を保持します。
STEP 3 ゆっくりと元の姿勢に戻します。
注意点 傾ける方向と反対側へ重心を移動させましょう。
【3】上部頸椎の屈曲運動(座位)
目的 首の筋肉の筋力強化
STEP 1 人差し指で顎に触れる
STEP2 顎を引きながら後頭部を後方へ移動させる
STEP3 ゆっくりと戻す
注意点 頭を傾けないように注意しましょう。
⚠︎まとめ⚠︎
注意点として肩こりが原因で寝違えや筋違えを起こした場合、炎症を起こしているため患部を温めたりマッサージするのは逆効果です。炎症症状が治るまでは冷湿布で熱を取るようにして下さい!
その後、熱が取れたらマッサージや肩こり予防のストレッチと運動で肩こりを良くしていくというのが正しい治療の流れですのでご注意を!