「夏バテの疲労感が整体と食事で改善する件」
冷え性
みなさんこんにちは!
しまうま針灸接骨院の中川です。
ジメジメしていた梅雨の6月もあっという間に終わり7月に入り暑さが目立ってきましたね。
今回のテーマはそんな暑さからくる「夏バテ」について話していきます!
1度は経験したことのある夏バテが整体と食事で「疲れにくい身体」や「疲れが取れやすい身体」になるためにはどんな方法があるかも話していきます
それではよろしくお願いします!
1.ヒトの身体の水分量
まず人間の水分量について話します。
成人の男性 ··· 体重の約60%が水分。
子ども ··· 体重の約70%が水分。
そして体重の約13分の1が血液となっています。
例)体重40㎏ ··· 水分量は28㎏、血液は約3.1㎏
次は1日にどれくらいの水分が出ていったり、
入ってきているかを紹介します。
○出ていく水分
・尿や便 ··· 約1.3L
・皮膚から出ていく(汗など)··· 約600mL
・呼吸 ··· 約400mL
○体内に入る水分
・食べもの ··· 約600mL
・代謝水(体の中で作られる水)··· 約200mL
・1日飲み物として摂りたい水分量 ··· 約1.5L
2.摂取された水分の役割
水分はまず腸から吸収され血液などの「体液」になります。そして全身を絶えず循環しています。
また、様々な役割があります。
⑴運搬 ··· 酸素や栄養分を細胞に届ける。
老廃物(体内のゴミ)を尿として排泄。
⑵体温調節 ··· 皮膚への血液循環を増やし、
汗を出して体温を一定に保つ。
3.夏バテの原因とは?
①体内の水分とミネラル不足
ヒトの体温は36~37度で一番スムーズに活動します。気温も上がると体温も上がり、体は汗をかいて
体温を下げようとします。これが起きると汗と一緒に水分とミネラル、ナトリウムも体外へ排出されま
す→脱水症状など、体調に異常をきたします。
②暑さによる消化機能の低下と栄養不足
みなさんが夏バテと消化機能の低下でパッと思い浮かぶのは食欲がなくなる…ではないでしょうか!?
これは暑さで胃の機能が低下することで吸収が悪くなることで起こります。
そして、吸収が悪くなるとビタミン、ミネラル、たんぱく質など体に必要な要素が不足することでめまい、吐き気など脱水症状が起こります。
さらに、暑いとついつい冷たいものを取りすぎてしまいますよね…体を冷やし過ぎると消化酵素が上手く働かなくなり胃腸機能の低下を起こします。
そして食事量が減り、疲労回復や体力維持に必要な栄養素が不足することで夏バテにつながります。
③温度の差
冷房の効いた部屋から暑い屋外へ出た際に、めまいや立ちくらみの経験をしたことはないでしょうか?これは自律神経が気温の変化に対応するため体温調節を頻繁に行うと負担がかかり症状が起こります。
4.対策 (食事編)
夏バテは特に疲労感をすごく感じると思います。疲労回復に「うなぎ」が効果的と聞いたことが
一度はあると思いますがこれは証明はされてません。近年の研究で「イミダペプチド」が有効である分かってきました。特に多く含有されている食材は…
・鶏の胸肉
・マグロ、カツオ
・豚ロース肉、羊肉
しかし、十分な効果を得るには1日200mg、2週間以上の摂取が必要となります。
ちなみに鶏の胸肉(100g)に約200gのイミダペプチドが含有されており30分煮込むと抽出されると言われていますが毎日となるとなかなか難しいですね…
そんな難しい方には毎日摂取しやすく、疲労回復効果の高い食べ物を紹介します!
・レモン
・グレープフルーツ
・お酢、梅干し など…
これらはクエン酸を多く含有しています。
クエン酸はエネルギー産生の手助けを行い体内のエネルギーが増加すると疲労軽減につながります。
(整体編)
夏バテと整体という関係性があまりピンとこないと思いますがこれは暑くて疲れてくると体は硬くなってしまいます。
体が硬くて動きにくい
↓
疲れが溜まる
↓
疲れが残りやすい体になる
これが整体を行うと…
体がほぐされて動きやすくなる
↓
疲れが取れやすくなる
↓
疲れにくい体になる
整体を受けた後は体がリラックスして副交感神経が優位になることで眠くなりやすくなります。
眠りやすくなることで良い睡眠にもつながります。
5.まとめ
1日にどれだけの水分量がヒトの体に入ったり、出ていったりするのか少しは理解していただけましたか?これからの夏は特に意識してこまめに水分補給をしてほしいです。そして夏バテにならないため
にも疲れた体をほぐして今年は夏バテに負けない
体を目指していきましょう!