湿度とめまいの関係性
整体ブログ
湿度とめまいの関係性を解説!
今回のテーマは『湿度』です。
湿度とめまいが実は関係しているってご存知でしたか?
湿度が高くなるのは梅雨と真夏の時期で、湿度が上昇するとめまいや頭痛などさまざまな体調不良を訴える方がいます。
今回は湿度に関係する体調不良の種類とその対処方法についてお伝えします。
ぜひ最後まで読んでみてください。
【湿度が関係するさまざまな症状】
・めまい、頭痛
・関節痛、古傷が痛む
・胃腸症状
・むくみ、倦怠感
【理由】
気圧や湿度の変化で自律神経が乱れると血管の収縮や拡張で頭痛が出ます。
また耳の中にある内耳は『聴覚』と『平衡覚』を司り、気圧や湿度の変動は内耳の前庭神経を介して脳に伝達されます。
結果、自律神経が乱れ交感神経が興奮しすぎると頭痛やめまい、関節痛が生じます。
湿度が高いと身体全体の発汗がうまくいかなくなり、汗や尿の排出がしにくくなります。
体内の余分な水分や老廃物が滞ると浮腫み、倦怠感、頭痛など各種症状が出てきます。
東洋医学では『痰湿』という言葉があります。
痰湿は身体の中の余分な水分や脂肪が溜まっている状態で、ドロドロとした汚水のようなイメージです。
湿度が関係する症状は痰湿が滞っている方に多く、痰湿停滞を改善させるのが症状改善の近道です。
【痰湿タイプはこんな人!】
[出やすい症状]
新陳代謝が悪く、溜まった老廃物を外に出す為、ニキビ、吹き出もの、おりものが増える。
肥満や水太りの方が多く。めまい、頭痛、倦怠感、浮腫みがある。
熱が溜まる熱タイプが多いが身体が冷える寒タイプもいる。
便は泥状でスッキリしない。
[舌の状態]
厚くベトベトした舌のタイプ。熱タイプは黄色い舌。寒タイプは白い舌。
[対策]
水分代謝を良くする。
【改善方法】
自律神経神経を改善させる為に針灸治療がお勧めです。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つの神経の総称で交感神経と副交感神経のバランスが崩れると「動悸、発汗、めまい、ほてり、頭痛、腹痛、吐き気、筋肉痛、息切れ、食欲不振、全身倦怠感」などさまざな症状が現れます。
針灸治療は肩こりや慢性腰痛など筋肉を緩める目的から神経痛や自律神経を整えたり、体質改善まで万能な治療方法です。
一例を挙げると、食欲不振には胃の六つ灸が効果あります。
胃の六つ灸は肩甲骨の下側の線を結んだ下のあたり、左右三つにあり、背中にある「膈兪」「肝兪」「脾兪」という胃の様々な症状に効く3つのツボを組み合わせ、左右両側にお灸を6か所するため「六つ灸」と呼ばれています。
【ツボの効用】
胃は自律神経が働きを調整していて、疲れやストレスによって、胃の働きが悪くなったり、胃酸が出すぎてしまうことがあります。
そんなときに効果的なのが、背中にある三つのツボです。
温熱で筋緊張を和らげることで、交感神経の活動を正常に戻し、同時に副交感神経を高めることでリラックス効果が期待されます。
「膈兪」は血の巡りを良くし、胃腸の働きを活発する働きがあります。
「肝兪」はストレスなどで胃の働きが悪い時にお灸をすると楽になります。
「脾兪」は消化器系の働きを高める働きがあります。
胃の症状に広く効果があり、消化不良、胃のつかえ、食欲不振、お腹の張り感、吐き気、その他、疲労や睡眠不足にも効きます。市販のお灸はもちろん、マッサージやハリ治療でも効果が出やすいツボです。
【まとめ】
何度も言いますが、湿度によるめまいは痰湿の停滞を改善する事が大切です。
体質改善には針灸治療が効果あります。加えて食事や入浴、運動、睡眠など日々の生活も気をつけましょう。
⚠高湿度の環境では、汗が蒸発しにくいため体温を下げることができずに熱中症の危険が高くなります。
特に今年の夏は連日熱中症アラートが出るくらい暑いので不必要な外出を避け、室内にいてもこまめな水分補給を心がけましょう!